e-Residency

エストニアの電子国民へ!! e-Residency 申請方法ガイド 【e-Residency How-To Guide #1】

今回からSetGoを利用してエストニアでビジネスを始める方に向けて、e-Residency取得から会社の運営までの一連の流れをHow To Guideとしてお届けします。

第1回の今回は「e-Residencyの申請方法」について徹底解説。どのような事前準備が必要なのか、申請の際に注意すべき点は何か、など丁寧にお伝えします。

 

はじめに

エストニア法人を設立するにあたってまず必要になるのが同国のe-Residencyです。「e-Residencyとは何か」といった基本事項については以下の記事をご参照ください。

e-Residencyの取得を検討しているなら、まず最初に読んでほしい記事 2014年12月にローンチされたe-Residency。 2019年時点で世界の登録者は40,000人を超え、日本からも約2,00...

 

申請の前準備

e-Residency

そもそもe-Residencyカードとは、エストニア警察・国境警備隊によって発行されるIDカードの1種です。そのため、申請に際しては個人情報に加え、犯罪歴などを提出した上で、バックグラウンドチェックを通過する必要があります(現在の通過率は99%)。ビザの申請をされた経験がある方は、イメージしやすいかもしれません。

申請にあたって必要なのは

  • パスポートのスキャンデータ
  • 証明写真の画像データ
  • 申請理由(英語)
  • クレジットカード(Visa / Mastercard)
  • 申請料 101.99 EUR

の5点。したがって、パスポートを持っていない方は、まずパスポートを取得することが必須になるのでご注意ください。また、パスポートと証明写真のデータは所定のサイズまで圧縮する必要があるため、画像編集ソフトなどで編集した上で申請に臨む必要があります。

実際に申請してみよう

さて、これらの事前準備が整ったら、いよいよ申請となります。申請はe-Residencyのウェブサイトからオンラインで行うことができ、約15分程度で完結。入力のカテゴリは、

  • Personal details(個人情報)
  • Contact information(連絡先情報)
  • Identification details(身分情報詳細)
  • Additional information(追記情報)
  • Reason for application(申請理由)

の5つに分かれており、それぞれ英語で入力する必要があります。英語の入力に不安がある方は、以下の表をご参照ください。

申請項目の入力が完了すると、入力内容の確認、そして支払いとなります。

VISAもしくはMasterCardで決済をすることができますが、楽天カードなどの一部のカードでは、3Dセキュア(二段階認証)をオンにしていない場合エラーになる可能性があるので、事前に設定するようにしましょう。

なおe-Residencyカードは、日本では東京のピックアップセンターで受け取ることができます。(別途サービス料30ユーロを受け取り時に支払う必要有)

エストニア・タリンでのピックアップを希望する方は、Tallinn service point (A. H. Tammsaare road 47) を選択すると、タリン最大の行政センターで受け取ることができます。ただし、受取場所を変更する場合は、追加で60ユーロがかかるのでご注意ください。

 

受取までは約1ヶ月 気をつけたい意外な落とし穴

無事申請が完了すると、数日以内に申請完了通知がEメールが送られてきます。それから約1ヶ月以内にエストニア警察・国境警備隊のバックグラウンドチェックが行われ、無事e-Residentとして認定されると、認定された旨のメールが送られてきます。

更に、申請時に指定したピックアップポイントでの受取準備が完了すると、その旨が通知され、日本の場合は、東京ピックアップセンターと日程調整をし、受け取る日時を事前に予約します。

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受取にはパスポートを持参することが必須です。簡単な会話のあとに指紋を登録すると、e-Residencyカード、カードリーダー、そして初期設定のピンコードが書かれた封筒が手渡され、晴れてe-Residentになることができます。カードの受取はメールの受信から4ヶ月以内に行う必要があるので、お早めにピックアップしてください。

もし質問がある場合は、フルネーム、生年月日を添えて info@politsei.ee に問い合わせることも可能です。

 

これらの申請中に気をつけたいのは「迷惑メールとして分類されてしまう可能性」です。一連のメールは英語・エストニア語・ロシア語で記載されているため、特にGmailを利用している方だと迷惑メールに分類されるケースがあります。メールは「@gov.ee」のドメインから送られてくるので、定期的に迷惑メールボックスを含めてチェックするようにしてみてください。

 

e-Residencyがますます便利に

e-Residencyはそのドキュメントとしての性質上、セキュリティを担保するために対面で手渡す必要があります。そのため申請者が殺到した昨年は、受取ポイントのエストニア大使館の人手が足りず、申請から受取まで約3ヶ月かかっていたこともありました。これらの課題を解消すべく、今回エストニアe-Residencyチームは2019年春に新たな受取ポイントを東京に開設しました。ますますユーザーの利便性が高まることが期待されます。

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次回記事では、e-Residencyを活用した法人登記の方法を解説致します。

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e-Residencyと連携したオンライン法人登記プラットフォームを提供していいるGov-Techスタートアップ。EU圏にアクセス可能なエストニア法人の設立・事業運営をサポートすることで、世界中・全ての人々が平等、かつシームレスに行える未来を目指している。エストニアに進出する日本企業に対してコンサルティング事業も展開中。