移住

世界一周と海外移住の両方を経験して思うこと

世界一周、海外移住、留学

今回は旅と移住の違いについて、Alexの体験談に基づいて書いていきたいと思います。いまエストニアに住んでいるAlexは、2016年に世界一周に挑戦し、これまでに41カ国を旅してきました。世界一周を経験したぼくだから語れる、旅と移住、それぞれの良いところをまとめていきたいと思います。

旅の良いところ

①異文化を見渡すことができる

旅、特に世界一周では、気軽に異文化を体験することができます。タンザニアのサバンナブラジルの貧民街東南アジアの夜市など日本では体験できない文化や光景1日〜2日程度の移動で体験できるのは、間違いなく旅の醍醐味です。

↑ぼくのプロフィールの写真は、モロッコの青の街、シェフシャウエンで撮影したものです

②ホステルが楽しい

これは特にバックパッカー向けになりますが、バックパッカー宿に泊まれば世界中から集まった旅人と仲良くなることができます。言語や文化を気軽に知ることができますし、

また、現代ではFacebookがあるため、旅先で会った旅人と、気軽に再会することもできます。
Alexも世界一周中にあった旅人と、別の国でたまたま遭遇したり、日本に来た時に案内したりと、様々な形で再会を果たしてきました。

異国の地で会った者同士、再会する喜びもいつも以上ですよ!

③気軽にトライできる

海外移住となると、職探し、家探し、ビザ取得…、など色々なハードルが待ち受けていますが、旅だったらお金とパスポートさえあれば挑戦することができます。特に日本のパスポートはほとんどの国にビザ無しで行くことができるので、その気にさえなれば、明日からでも挑戦できるのは、海外旅行の良いところですね!

世界一周、海外旅行、ウユニ塩湖↑世界一フォトジェニックな場所、ウユニ塩湖

 

移住の良いところ

①狭く、深く一つの国のことを知れる

移住では同じ場所に長くいることになるので、自ずと移住先の事情に詳しくなってきますAlexも、エストニアに来て1ヶ月くらいで、大体の生活に必要な情報はインプットできていました。”いつものメンバー”みたいな友達も増えていきますし、これはこれで旅とはまた別の楽しさがあります!

②家がある

ホステルはホステルで楽しいのですが、共同部屋であることが多いので、自ずと気を張ってしまいます。家があると、その中では何も気にせずリラックスすることができるので、オンとオフをうまいこと使い分けることができるのです。

③安上がり

実は旅の予算の半分以上を占めるのが移動費。ぼくの世界一周の時も、飛行機代の負担はかなり大きいものでした。一方で移住をすると、短くて数ヶ月に1度、長い人は数年に1度程度で日本に帰る形になるので、まとまって大きいお金を支払う機会も少なくなります。エストニアの場合は、生活費はそこまで安くないですが、それでも日本に比べると物価は安いので、日本からの収入がある人であれば、快適な暮らしを送ることができるでしょう。

エストニア観光↑日本からのゲストが来た時に必ずお連れする展望台 もう旧市街の地理はバッチリです

 

旅で好きな場所=移住できる場所ではない!

ここで気をつけたいのが、旅で好きだった場所が、移住に必ずしも適しているわけではないということ。

例えば医療事情。旅の間に病院に行くことはほとんどないでしょうが、移住するとその確率も高まります。

あとは天気。ベストシーズンに訪れたとしても、移住では1年を通した気候と付き合う必要があります。事実、夏の天気を追い求めてエストニアに辿り着いたぼくは、冬の天気が不安で不安でしょうがないです(笑)

エストニア、夏、ベストシーズン↑快適すぎたエストニアの夏

自分が好き!と思える場所を見つけられることは素晴らしいことなので、実際に住んでみた時のことを想像してみることをおすすめします!

Alex
Alex
ぼくの場合は、3ヶ月限定でエストニアに滞在する予定が、移住することになりました。3ヶ月の間で、こっちに長く住んでいる人と色々話をできてイメージが湧いたのも、移住の決め手の一つです!

旅から移住のすゝめ

ぼく自身がそうだったからなのですが、ぼくは旅⇒移住の順番で挑戦することをオススメしています。

ぼくの世界一周の一番の収穫は、自分の価値観が明確になったこと。よく世界一周や1人旅というと、”自分探しの旅”と形容されますが、ぼくの感覚でいうと、自分は自分の中にしかいなくて、旅でハッピーな経験・アンハッピーな経験をするなかで、本当の自分がクリアになってくるイメージです。

特に一人旅だと気を遣う必要がまったくないので、やりたいことはやって、やりたくないことはやらない、という自分ワールドが徐々に形成されていきます。旅は本当の自分が出やすい分、自分のことを理解できる最高のチャンスでもあるのです。

個人的には、旅先での最悪な経験こそが、最高の生活に近づく鍵だと思っています。ネガティブな体験をすることで、より自分の好きなことが絞り込まれていくのではないでしょうか。

旅の中で自分を理解できたなら、その自分が好きであろう場所を絞り込んで、決断をするだけです。ぼくがエストニアに移住した過程は以下の記事にまとまっています。ここでも自分の価値観ベースで意思決定をしていることが分かると思います。

まとめ:まずは旅をしよう

“日本から出ると、日本のことがより深く理解できる”

これは海外に来ている人が口を揃えて言うことです。異文化に触れるからこそ、日本の文化の比較対象ができ、日本の優れている点、劣っている点を理解することができると思います。

旅をしている=偉い、海外に住む=偉いとは思いませんが、不思議と海外経験が豊富な方は、お話も面白いことが多いのです。これは高城剛さんの「クリエイティビティは移動距離に比例する」という言葉にも現れているかもしれません。

エストニアに旅したいという方、ウェルカムですので、ご連絡お待ちしてます!

 

ABOUT ME
Alex
SetGo Co-founder / エストニアe-Residency公式ライター エストニア在住。 2016年に世界一周に挑戦し、外資系コンサルティングファームEYを経て、2018年5月よりエストニアへ。現地では、オンライン本人確認サービスを提供している現地スタートアップ・Veriffに参画。その後、ブロックチェーンスタートアップ・blockhiveのメンバーファームとしてSetGo Estonia OÜを設立。Co-founderとして、e-Residencyと連携したサービスを提供している。

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