遂に出ました!エストニア書籍の新決定版「つまらなくない未来」。
電子政府って何?e-Residencyって?エストニアに視察に行きたいけど、何から始めればよいかわからない?
そんなみなさんに心からおすすめできる一冊が遂にリリース。
この記事では「つまらなくない未来」(以下本書)の見どころをご紹介していきたいと思います。
本書の概要
AI、ブロックチェーン、ロボット、電子政府……「課題先進国」日本を襲う、さらなるデジタル化の荒波を、いかにして乗り越えていけばいいのか? すべてのヒントは、世界に先駆けて「未来社会」を実現したエストニアにあった! 孫泰蔵氏特別インタビュー「僕がエストニアに衝撃を受けた理由」収録!
ということで、本書は「課題先進国・日本」と相対するような「電子国家・エストニア」にフォーカスを当てた内容です。本書の構成として、
- 第1章 政府をデジタル化する
- 第2章 国民をデジタル化する
- 第3章 産業をデジタル化する
- 第4章 教育をデジタル化する
という4つの切り口から、エストニアを解説しています。
その中で、様々なテーマから、様々な起業家たちの生の声を聞くことができるのです。そもそも日本語におけるエストニアの情報が圧倒的に不足している中で、これだけで読む価値があるのではないでしょうか。
アレックスも既に2回ほど読みましたが、中々にこゆ〜い内容。網羅的にエストニアの情報が記述されている上、AIやブロックチェーンなどの最新テクノロジーに疎い人でも理解できるように徹底的に解説された内容になっています。
ではそんな本書の見どころをご紹介していきましょう!
見どころ① エストニアを熟知したエキスパート・孫泰蔵氏が監修
孫泰蔵さんは2017年にエストニアを訪れて以来、何度も同国を訪れており、実際に本書に登場するスタートアップにも投資をしています。
参考までに孫泰蔵氏が投資をしている会社は、
- Lift99 :コワーキングスペース/スキルマッチングプラットフォーム)
- Jobbatical:グローバル就職支援プラットフォーム
- LeapIN:e-Residencyを対象とした法人登記・バックオフィス業務を支援するプラットフォーム
- Funderbeam:エストニアのスタートアップのデータベース 未上場の企業に少額から個人投資できるプラットフォーム
- Planetway:日本・エストニア・アメリカを拠点にするテクノロジー企業 創業者は日本人だが、CTO、取締役などはエストニア人
と数多く、既に同国のスタートアップと密接な関係を築いているのです。
本書は、そんな同氏の巻頭インタビューから始まり、同氏が描いている「つまらなくない未来」の具体例が350ページ以上にも渡って細かく解説されています。
この手の話はどうしても抽象論になりがちなところ、「エストニア」という国そのものが具体例になっているというのも中々面白いですよね。
なお補章「ブロックチェーン技術とは何か」は、Blockhiveの日下光氏が監修している模様。分かりやすい内容で、サクッとブロックチェーンのことを理解したいという方にもオススメです。
見どころ② スタートアップが多数登場
これまでにもエストニアにフォーカスした書籍はありました。以前このブログでもご紹介した「未来型国家エストニアの挑戦」は、エストニアの電子政府としての取り組みにフォーカスした名著ですが、これまでにエストニアのスタートアップにフォーカスした内容の書籍はありませんでした。
ご存知の方もいるかと思いますが、エストニアはSkypeを生み、今まで4社のユニコーン企業を生み出したスタートアップ大国。これら以外にも次なるユニコーン企業として注目を浴びている企業は多いです。本書はそんなエストニアのスタートアップシーンに、初めて切り込んだ書籍と言っていいでしょう。
Skype出身のファウンダーたちが、いまいかに活躍しているのかがよくよく分かる内容になっています。
見どころ③ 20人以上の起業家、そして大統領にもインタビュー
本書の著者・小島健志さんとは個人的にも面識があるのですが、「とにかく足を使う方」です。本書を書き上げるにあたっても、実際に同国を訪れて20人以上の起業家、更には現役の大統領にまで単独取材を敢行しています。本書はそんな彼だからこそ書き上げられた内容なのではないでしょうか。
個人的にも、映像制作のためにLeapINのErikやEesti2.0のEde,そしてAgrelloのHandoなどをアフターインタビューさせていただきましたが、皆さん本当に人格者。とても丁寧にこれからのビジョンを語っていただけたのが印象的です。
そんな同書のプロモーションムービーはこちら!インタビューの様子がおわかりいただけるかと思います。
実はアレックスも登場
なおわたくしアレックス、実は本書にしれっと登場しています。
2018年5月、Lift99に入居を始めた当日に出会ったのが本書の著者、小島さん、編集の廣畑さん、そしてミスルトウの神長さん、津田さんでした。本当に偶然の出会いだったんですが、異国の地で偶然会った日本人に興味を持っていただき、丁寧に聞いてくださったのが今から半年以上前。それから小島さんの想像を絶する執筆活動を経て、ようやく本書が完成したと考えると感無量です。
本書では4ページ以上割いて、ぼくが何故エストニアに来たのか、そして3ヶ月で帰る予定のぼくが何故エストニアに残る決断をしたのか、を事細かく書いていただいています。本当に光栄な限り、改めて御礼申し上げたいです。
そんな本書、ぼくのコンテンツ抜きにしても心からオススメしたい一冊です。
是非年末年始のお供に、「つまらなくない未来」を描きながら読んでみてください!
エストニア人の視点からエストニアの電子政府を描いている「未来型国家エストニアの挑戦」も合わせてオススメ!この2冊を読めばエストニアの基礎知識は既にインプットできているはずです!
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